浄土真宗本願寺派さま寺院仏具修復(続)
おはようございます。 疋田です。
春頃から、お預かりし、修復しております。 三重県の寺院さまの仏具が、少しずつ、仕上がってきました。 まずは、御開山厨子ですが、今回の修復で、彫刻に金箔彩色を新たに入れて欲しいとの事
御修復前の御開山厨子です。
屋根を取り外した写真です。
そして修復完成の写真です。
彫刻には、ご要望通りの金箔彩色を施しました。
やはり、最近よく見る、中国製の仏具の彩色とは、全く違います。
なかなか写真では、わかりずらいですが、彩色と、金箔の色(1号色)がマッチしてました。
さらに、巻障子ですが、修復前の仕様が、白檀塗りという技法での塗りでした。
よく見かけます巻障子は、黒塗り、前面に金箔押しですが、白檀ぬりとは、箔の上から、漆をぬり、
深みのある独特の色を出して仕上げる技法です。
巻障子の框(かまち)のアップです。
実はプラチナ箔を押しております。 金箔より実は高価で、使用頻度が少ないです・・・・
箔シワを伸ばして、漆ぬりを開始します。
今、修復中の六鳥型の前卓もそろそろ写真でアップできそうです。
納期に向け、今日も頑張ります。 V(^ ^)V
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